言いたいことがあったら言いなさい。
親がよく使う言葉です。
子供の立場からすると、言いたいことがわかってもらえないから黙るんです。
わかってくれていた頃、子供の表情は豊かでオバカなことをたくさん言えたと思います。
親に余裕がなくなったり、子供のことをもう大丈夫と引き離したとき、もう赤ちゃんじゃないんだからと引き離したとき、わかってもらえるはずの表現が伝わらなくなり、子供は困ります。
何度か続けた後、それをやめます。
子供のとき元気で、幼稚園小学生の頃に大人びて、手のかからない子供になっていたら、親のため自分を殺してくれているんです。
だから、さらに時間が進んだ後、問題が発生します。
わかってもらえない子供は、大人になって人とコミュニケーションをとるのも、わかってもらえない前提です。
どうせ、伝わらないから黙ってしまう。
わかってもらえないから、そのコミュニティから去ります。
友達は少なめで、表面的。
心が壊れることもあります。
もし、誰かがわかってあげて、誰かが話を聞いてあげれば、壊れなくなります。
理解されない世界から、理解される世界へ変化します。